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ja:manual:script_language

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ja:manual:script_language [2014/05/07 14:48]
sugiura 作成
ja:manual:script_language [2014/07/08 13:58] (現在)
sugiura [対話実行の例]
ライン 1: ライン 1:
-====== スクリプト言語 ====== +====== ​9. スクリプト言語 ======
 ===== はじめに ===== ===== はじめに =====
 Go Simulation!では、ユーザー側でロボットのプログラムを作成することができます。\\ Go Simulation!では、ユーザー側でロボットのプログラムを作成することができます。\\
ライン 15: ライン 14:
  
 ===== 対話実行の例 ===== ===== 対話実行の例 =====
-ロボット設計モードでロボットプロジェクトを開いてから([[ロボット設計モード#​プロジェクトメニュー|ロボット設計モードページのプロジェクトメニューの節]]参照)、メニュー→【モーション設計】→【コマンドウィンドウ】を選択してください。 +ロボット設計モードでロボットプロジェクトを開いてから([[ja:​manual:​robot_design_mode#​プロジェクトメニュー|ロボット設計モードページのプロジェクトメニューの節]]参照)、メニュー→【モーション設計】→【コマンドウィンドウ】を選択してください。\\ 
-コマンドウィンドウを開いたら、図 ​9 1のように1+2と入力し、Enterキーを押してください。 +コマンドウィンドウを開いたら、図 ​9-1 のように1+2と入力し、Enterキーを押してください。\\ 
-  +\\ 
-図 9 1コマンドウィンドウ+ ​{{:​ja:​manual:​sc1.png|}}\\ 
 +図 9-1 コマンドウィンドウ\\
  
 すると画面に すると画面に
ライン 30: ライン 30:
   >a*5   >a*5
   ans = 15   ans = 15
-変数aに3が代入され、a*5の計算をして15という答えが出ました。+変数aに3が代入され、a*5の計算をして15という答えが出ました。\\
  
 もう少し複雑な演算も可能です。 もう少し複雑な演算も可能です。
ライン 47: ライン 47:
  
 ===== 制御用変数 ===== ===== 制御用変数 =====
-ロボットの制御用に変数が用意されています。+ロボットの制御用に変数が用意されています。\\
 例えば、デフォルトのロボットを開いた状態で、ShoP_R=9000と入力してください。 例えば、デフォルトのロボットを開いた状態で、ShoP_R=9000と入力してください。
-図 9 2のように、ロボットの右肩が90度動きます。+図 9-2 のように、ロボットの右肩が90度動きます。
    
-図 9 2コマンドから角度を駆動+{{:​ja:​manual:​sc2.png|}}\\ 
 +図 9-2 コマンドから角度を駆動\\
  
-このようにロボットの各関節(モーター)には変数が割り当てられています。+このようにロボットの各関節(モーター)には変数が割り当てられています。\\
 どのような変数名が割り当てられているかは、メニュー→【構成設計】→【サーボモータ設定】で確認できます。 どのような変数名が割り当てられているかは、メニュー→【構成設計】→【サーボモータ設定】で確認できます。
-図 9 3の【ID】は設計エディタ([[ロボット設計モード#​設計エディタ|ロボット設計モードページの設計エディタの説]])に +図 9-3 の【ID】は設計エディタ([[ja:​manual:​robot_design_mode#​設計エディタ|ロボット設計モードページの設計エディタの説]])に 
-表示されている関節の番号、【変数名】の欄で関節毎に変数名を設定しています。+表示されている関節の番号、【変数名】の欄で関節毎に変数名を設定しています。\\
  
-図 9 3サーボモータ設定(変数名)+{{:​ja:​manual:​sc3.png|}}\\ 
 +図 9-3 サーボモータ設定(変数名)
  
 また、関節がHINGE(回転モーター)の場合、変数1カウント当たり0.01度に指定されています。 また、関節がHINGE(回転モーター)の場合、変数1カウント当たり0.01度に指定されています。
 よって、ShoP_R=9000とすると、9000*0.01=90度動くことになります。 よって、ShoP_R=9000とすると、9000*0.01=90度動くことになります。
  
-関節のタイプ毎に、変数1カウント当たりの関係を表 ​-を参照ください。+関節のタイプ毎に、変数1カウント当たりの関係を表 ​9-を参照ください。
  
-^表 -1 関節タイプと変数1カウント当たりの値^^^+^表 9-1 関節タイプと変数1カウント当たりの値^^^
 ^関節タイプ ^制御タイプ ^1カウント当たり ^ ^関節タイプ ^制御タイプ ^1カウント当たり ^
 |HINGE ​    ​|位置制御 ​ |0.01度 ​         | |HINGE ​    ​|位置制御 ​ |0.01度 ​         |
ライン 72: ライン 74:
 |SLIDER ​   |速度制御 ​ |0.001m/​秒 ​      | |SLIDER ​   |速度制御 ​ |0.001m/​秒 ​      |
  
-また、関節の変数名の先頭に特定の文字をつけると、サーボモータの特性を変更することが可能です(表 ​-)。サーボモータの特性については[[ロボット設計モード#​サーボモータ設定|ロボット設計モードページのサーボモータ設定の節]]を参照ください。+また、関節の変数名の先頭に特定の文字をつけると、サーボモータの特性を変更することが可能です(表 ​9-)。サーボモータの特性については[[ja:​manual:​robot_design_mode#​サーボモータ設定|ロボット設計モードページのサーボモータ設定の節]]を参照ください。
  
-^表 -2 サーボモータ制御用の変数^^^+^表 9-2 サーボモータ制御用の変数^^^
 ^変数名 ​       ^機能 ​            ​^例 ​           ^ ^変数名 ​       ^機能 ​            ​^例 ​           ^
 |変数名のみ ​   |指令値の設定 ​     |ShoP_R ​       | |変数名のみ ​   |指令値の設定 ​     |ShoP_R ​       |
ライン 83: ライン 85:
  
 ===== その他制御用変数 ===== ===== その他制御用変数 =====
-Go Simulation!で使用しているその他の変数を表 ​-に示します。+Go Simulation!で使用しているその他の変数を表 ​9-に示します。
  
-^表 -3 予約変数^^^+^表 9-3 予約変数^^^
 ^変数名 ​    ​^概要 ​                                                      ​^備考 ​                       ^ ^変数名 ​    ​^概要 ​                                                      ​^備考 ​                       ^
 |KEY       ​|ジョイパッドのキー入力値が入る ​                               |                            | |KEY       ​|ジョイパッドのキー入力値が入る ​                               |                            |
ライン 112: ライン 114:
 ===== モーション実行 ===== ===== モーション実行 =====
  
- コマンドから[[ロボット設計モード#​モーションのセーブとロード|ロボット設計モードページのモーションのセーブとロードの節]]で作成したモーションを実行させることができます。 + コマンドから[[ja:​manual:​robot_design_mode#​モーションのセーブとロード|ロボット設計モードページのモーションのセーブとロードの節]]で作成したモーションを実行させることができます。\\ 
-例えば、モーションファイル「0Walk.rmo」を実行させたいときは以下のように実行してください。 +例えば、モーションファイル「0Walk.rmo」を実行させたいときは以下のように実行してください。\\ 
-歩行モーションを実行していることを確認してください。+歩行モーションを実行していることを確認してください。\\
   >​rmo(0Walk)   >​rmo(0Walk)
  
 ===== モーショングループ実行 ===== ===== モーショングループ実行 =====
-コマンドから[[ロボット設計モード#​モーショングループ|ロボット設計モードページのモーショングループの節]]で設定したモーショングループを実行させることができます。 +コマンドから[[ja:​manual:​robot_design_mode#​モーショングループ|ロボット設計モードページのモーショングループの節]]で設定したモーショングループを実行させることができます。\\ 
-例えば、モーショングループ「ZenGo.rmo」を実行させたいときは以下のように実行してください。 +例えば、モーショングループ「ZenGo.rmo」を実行させたいときは以下のように実行してください。\\ 
-モーショングループが実行されていることを確認してください。+モーショングループが実行されていることを確認してください。\\
   >​rmg(ZenGo)   >​rmg(ZenGo)
  
ライン 155: ライン 157:
 ジョイパッドの↑ボタンを押すと、ロボットが前進歩行(0Walkモーションの実行)します。 ジョイパッドの↑ボタンを押すと、ロボットが前進歩行(0Walkモーションの実行)します。
  
-このようにロボットのプログラムを作成することができます。+このようにロボットのプログラムを作成することができます。\\
 バトルで使用できるAI実行のロボットもプログラムで動いています。 バトルで使用できるAI実行のロボットもプログラムで動いています。
  
ja/manual/script_language.1399441730.txt.gz · 最終更新: 2014/05/07 14:48 (外部編集)